筆者は東京大学大学院総合文化研究科教授という物凄い感じの肩書きをお持ちの人物で、さぞや物凄い感じの文章なのかと思いきや、
サラサラと流れるように読める爽やかな文体の持ち主。
それだけで新しい時代の学者だという感じがします。
エッセイ風に、ときには小説風に、
カオスという新しい分野の学問的主題を素人用に説明してくれているので、
とっても興味深いのではありますが、
いかんせんかえって分かりにくくなってる部分もあるかと・・・。
素人だからといって、文章を理解できないわけではないんだがなぁ・・・。
以前、雑誌でフラクタル図形を見て、
子供の頃にえんえんとノートに描いていたさまざまな図形の連なりを思い出しました。
それから複雑系の話やカオス理論など、
素人向けに書かれた本は読んできたのですが、イマイチ・・・。
あのフラクタルの説明不要、問答無用の美しさの謎を説明してくれるものには、
残念ながら出会えておりません。