チベット旅行記 河口慧海
先日、古書店で入手し、
かなりハマってしまいました。
これはホントに面白い!!
今まであまり読んでこなかった旅行記ジャンルにも、俄然興味がわいてきました。
ご存じない方のために著者ご紹介(Wikipediaさんアリガトウ)です。
河口慧海(かわぐち えかい)1866年2月26日-1945年2月24日
黄檗宗の僧。仏教学者にして探検家。本名を定次郎という。僧名は慧海仁広。
中国や日本に伝承された漢訳仏典に疑問をおぼえたことが発端となって、インドの仏典の原初形態をとどめているというチベット語訳の大蔵経を入手しようとして、日本人で初めてチベットへの入境を果たした。
秘境チベットへ日本人で初めて潜入した際の大冒険を聞き書きで起こしてあるのが、
この「チベット旅行記」です。
まさにこれは、前人未到の潜入ルポですが、
さすが仏教者の求道心の深さ、一途さには心うたれます。
語りの軽妙さと、忌憚のない他の仏教者への言及など、
人柄をしのばせます。
心頭しちゃいますよね、こんな人いたら。
チベット国境に近い雪中の山中で、
凍った河をわたり、体を致命的に冷やしてしまい、
しかも白い雪に眼を焼かれ、
ようやく祈りの境地で困難を乗り越えるところがあります。
ここは村上春樹の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」の
世界の終りの1シーンを思い起こさせます。
現実に、あんな夢読みの体験をしている人がいたなんて・・・。
と、感動します!!
冒険あり、笑いあり、涙あり、
で、変なアクション映画を観るより、
ずっとワクワクしますよ。
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