警官の血 佐々木譲
2008年版「このミステリーはすごい!」1位となった作品です。
昭和20年代から三代にわたって警官となった男たちの物語です。
何がスゴイって、安い警察小説と違い、英雄が一人もいないこと!
好きなんですよねぇ、英雄不在の小説って。
昭和の暗い部分を描き、そのなかで地道に生き続けた家族の歴史には、深みと重みがあります。
が、考えてみればこれって、みんなの家族が通ってきた道でもあるわけで・・・。
そう考えると、ひとしおな訳です。
身近な歴史には、英雄を見つけづらいものです。
でもこういった素晴らしい小説を読むと、地味な、普通の人々のなかにこそ、英雄が隠れていることを知り、胸が熱くなるものですね。
関連記事
- 警官の血 佐々木譲
- 2008年版「このミステリーはすごい!」1位となった作品です。 昭和20年代から...
- 思考の整理学 外山滋比古
- 著者はお茶の水女子大学の名誉教授で、英文学のほかにエディターシップ、思考、日本語...
- ミレニアム スティーグ・ラーソン
- 今日は『ミレニアム』です。 この作品は「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」...
- ボーンコレクター ジェフリー・ディーバー
- この「ボーン・コレクター」から始まったリンカーン・ライムシリーズは、 現在「ソウ...
- 坂の上の雲 司馬遼太郎
- 今日は、NHKで小出しにドラマ放送しているアノ名作です。 ところで最近のテレビド...
- 未亡人の1年 ジョン・アーヴィング
- 今日は、ジョン・アーヴィングの、わりに地味な作品です。 いつも奇妙な人々がでてき...
- 死者の書 ジョナサン・キャロル
- 私がジョナサン・キャロルと出会ったのは、 もう20年くらい前。 上板橋のたしか一...
- 謀略法廷 ジョン・グリシャム
- こんにちは。 今日はジョン・グリシャムの『謀略法廷』です。 言わずと知れた法廷ミ...
- マザーレス ブルックリン ジョナサン・レセム
- これは度肝ぬかれる作品です。 まだ読んでいない方には、是非モノでオススメしたいで...
- 立証責任 スコット・トゥロー
- もうミステリーの大家と言っても過言ではない、スコット・トゥローです。 「推定無罪...