世界のすべての七月 ティム・オブライエン
翻訳は村上春樹です。
原題は『July, July』と、なんとも素敵なタイトル。
60年代に青春をおくった人々が、
さまざまな人生を経て集う同窓会。
その後の人生を生き延び、晴れて参加できた人、
まともな状態ではないものの、足を引きずって参加した人、
生き延びることのできなかった人。
それぞれの人生が語られる章は圧巻。
期待、興奮、混乱、落胆など、
時間を追うごとに変わる"場"の状況が面白いし、リアルです。
ティム・オブライエンの作品は大好きで、
日本語に翻訳されているものは全て読んでます。
なかでも『ぼくが戦場で死んだら』や、
初めて読んだ『ニュー・クリア・エイジ』が好きです。
何しろ『ニュー・クリア・エイジ』読んだ時はブっとびましたね。
次回はこの作品について書きます。
何よりも、次々に登場するさまざまなタイプのタフな人々に勇気づけられます。
このタフさが世代的なものなのか私にはわかりませんが、
多分、これは皆が持ちえるタフさなんだろうと思います。
40歳近くなってから同窓会に集うのは、異な体験です。
懐かしくもあり、まったく未知の世界でもあるのです。
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