陰翳礼讃 谷崎潤一郎

2009年7月 8日 16:36

文豪とされる作家のなかでも、かなり好きなのが谷崎潤一郎です。

先日、浅田次郎の『見上げれば星は天に満ちて』で、
「秘密」という谷崎の短編を読みました。
いやぁ、なんでしょねぇ、あの雰囲気。
隠れ家のあの様子をそのままバーかなんかにしたいです。
そんな店に通いたいですぅ。

というわけで、この大文豪にはデザインの才があったとしか思えませんね。
『陰翳礼讃』のなかでもそのセンスの良さが光りまくってます。
タイトルだけをとっても、なんてカッコいいんでしょう。
トイレのこと、電灯のこと、女性の肌のこと、女性の着物のこと、
さまざまな事柄の見え方や見えない具合について、
細かく好きなように述べてあるのですが、
そのどれをとっても素敵なんですよね。

小説のなかで、
そういった個人的な趣味の世界を、思う存分、
つくりあげていく。
なんてすばらしい才能なんでしょう。
ホント、かっこいいよなぁ。

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurl(バザール)に登録

関連記事

予想どおりに不合理 ダン・アリエリー
行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 と銘打たれたこの本。 興味深い内容...
定義 谷川俊太郎
1975年に発表された24編の詩が編まれた詩集です。 「私の家への道順の推敲」な...
一年でいちばん暗い夕暮れに ディーン・クーンツ
ゴールデン・レトリーバー好きの皆さまお待たせいたしました。 (とは言え、私はバセ...
世界のすべての七月 ティム・オブライエン
翻訳は村上春樹です。 原題は『July, July』と、なんとも素敵なタイトル。...
ダンス・ミー・アウトサイド W.P.キンセラ
今日はW.P.キンセラの短編集『ダンス・ミー・アウトサイド』のお話です。 W.P...
陰翳礼讃 谷崎潤一郎
文豪とされる作家のなかでも、かなり好きなのが谷崎潤一郎です。 先日、浅田次郎の『...