はじめにアニメで見て、なんだこりゃあ?
と思ったのがきっかけで読んでみました。
「黒塚」というのは、
福島県二本松の安達ヶ原に伝わる鬼婆伝説が元になった能の演目で、
手塚治虫もこれを題材に漫画「安達ヶ原」を描いています。
旅人を殺して喰らっていたという鬼婆伝説というのが、
切なく怖いお話で、
そんな言い伝えに後世の偉大な作家たちが取り組むというのも、
なんともロマンチックなお話だと思います。
本書の「黒塚」はもともとお芝居用に書かれたものだそうで、
視覚的に訴える面がかなりあるように思いました。
時空を超えて求めあう魂の物語にはゾクゾクさせられます。