今日はキッド・ピストルズでお馴染みの、
山口雅也氏の長編小説です。
この『生ける屍の死』はキッドやピンクが現世界アメリカに現れたら、
という主人公たちの物語で、
葬儀場が舞台となっています。
アメリカの葬送のしきたりやエンバーミング技術など、
道具立ても面白くて飽きさせません。
とくにグリンとチェシャには泣かされます。
破天荒なミステリで、コメディタッチで書かれている本作ですが、
主人公たちのパンクファッションに込められた(隠された?)心が見えると、
ホントに涙がでそうになるから不思議です。
面白いカラクリや人情に飢え、厭世的な気分におさらばしたい人にはオススメ。