新刊がでたら即購入、即読破!と決めている宮部みゆきさんの、
新刊『おまえさん』を読みました。
『ぼんくら』『日暮らし』のシリーズ最新作ということで、
ワクワクドキドキでした。
連載ものなので短編集のような雰囲気もありつつ、
お話がダイナミックにつらなっていく様が素晴らしいのですが、
今回の作品はそのへんがイマイチだったような。
でもいいのです!
宮部みゆきの作品を読むと、
さまざまな人をパースペクティブに捉えるその視点を学べるのです!
無条件に感動してしまうのです!
7.作者ま行の最近のブログ記事
あの、子供の頃からテレビドラマでお馴染みの、
松本清張の短編をまとめて読む良い機会となりました。
宮部みゆきの責任編集!ということで、
かなりの期待大!でした。
文庫版で上中下の3部ですが、
どうしようもなぁく、暗ぁい、重ぉい、
切ない気持ちになりながらも一気に読んでしまいました。
松本清張さんの短編は260編もあるのだそうで、
長編も合わせて多作で有名な方です。
しかも本格ミステリのトリックあり、
人間の内奥の哀楽をえぐりだし、
時代の底を流れる知られざる一面を暴くという、
どれもスゴイ作品ばかりです。
とくに好きなのは『或る「小倉日記」伝』『西郷札』。
まあまあが「地方紙を買う女」。
チェーホフっぽくて好きなのは「支払いすぎた縁談」です。
電子書籍として発表したことからも話題になった本書。
さすがは村上龍!
「電子書籍で利益を出すのは大変だが、
このメディアで何ができるのかを示したい」
とおしゃっています。
私はいつものごとく紙書籍を購入いたしました。
いつものごとく、表紙の美しさに感動!
電子書籍では坂本龍一さんの音楽も入っているそうですが、
なんのなんの紙上での空想で充分補えますので・・・。
これまで「ヒュウガウイルス」や「イビサ」などで、
かなりグロいシーンでもだいじょぶだった私ですが、
本作の全編に漂うグロテスクな未来観に、
ちょっと食傷ぎみです。
それだけスゴイ筆力だということだと思うので、
怖いもの見たさの人は、是非読んでみていただきたいです。
暴力的なシーンが多いとか、そういう次元でなく、
そこはかとなくグロイ。
そういう世界の広がっている小説です。
もっと元気で、血に飢えたような気分のときに、
また読むことにします。
世界中で先陣をきって高齢化社会が進む日本。
「草食男子」とかいう言葉も流行り、
お酒を飲まない、車に乗らない、出かけない、あんまり食べない、
なんていう若者が増えている現状。
デフレや内需の行き詰まりやTPP。
なんだか日本経済の未来は暗いっ!
というのが日々思うことではないでしょうか?
でもでもそんな思い込みの誤りを正し、
ニュースの正しい読み方を指南して、
新たな日本経済の方向性を指し示してくれるのが本書です。
日本の高い技術力のブランド化や、
高齢富裕層から若年への所得移転を促す相続税対策、
さまざまな光明を見出すことができます。
経済は回るモノ。
行き詰まりはないのですね。
先日この本の3回目の読みなおしをば致しましたところ、
過去2回にも増してハマってしまいました。
3度も読んで、更にのめり込むことがあろうとは・・・。
恐るべしです。
この小説は2005年に幻冬舎から出版されました。
福岡の空撮写真とヤドクガエルの、毒ドクしくも美しい表紙デザインを憶えている方も多いのではないでしょうか。
北朝鮮の兵士に福岡が占領されたら・・・というお話です。
最近、たまたま「共感」ということについて考えさせらることが多く、
この小説で重要な役を占めることになる少年たちの生き様を読んで、
かなり考え込みました。
また兵士たちのシンプルな強さに妙に惹かれてしまったりもしました。
結局、ヒューマニズムなんていらん!
という気持ちになったところで、いまは「ヒューガウィルス」を再読しています。
しかし、アンダーグラウンドの兵士って、どうしてこんなにカッコいいのでしょうねぇ。
ま、これはカッコよく書いてるんだから、カッコ良くて当たり前っちゃぁ当たり前。
でも、「半島を出よ」の少年たちは、非常にカッコ悪く書いてるのに、カッコよく感じられます。
不思議で、感動、です。
とうとう出ましたBOOK3。
読む前に、しっかりとBOOK1と2の復習を済ませ、
姿勢を正して机に向かいおもむろに読みだしました。
いつもなら読み出したらcan't stopな私なのですが、
今回は大切に噛みしめるように読み、
かなり時間をかけて読み終えました。
読後、まず最初に浮かんだのが、
これはまだ終わりじゃないな・・・ということ。
続きがありそうな予感がしますね。
4冊揃って四季が揃うというような。
それから「ねじ巻き鳥クロニクル」でも気になっていた、
牛河のこと。
薄気味悪さをまとったなんとも魅力的なキャラ。
ディケンズ「デイビッド・コパフィールド」の、
ユライア・ヒープのような。
彼って、「ねじまき鳥」の世界で生きてますよね、きっと。
なんて考えだしたら、
みんな移行した世界が「ねじまき鳥」につながってるのかな?
なんて、今はアレコレ考えるのが楽しいところです。
大好きな宮部みゆきです。
他にも沢山紹介したい小説がありますが、
今日はとりあえずこの作品を。
これはある殺人事件をめぐる人々のお話を、
それぞれの登場人物の持つ『財布』が語る。
という妙な小説です。
こういうお話って、なんともたまらなく好きなんです。
平山夢明の『独白するユニバーサル横メルカトル』みたいな
(アレって面白いっすよねぇ)。
そしてそれが宮部みゆきの手なると、
よぉしゃべるんですわぁ、その財布たちも。
こう何て言うか、
ベテラン刑事の取り調べでうたいまくる犯罪者のようとでも言いましょうか?
まさにこれぞ『物語』という作品です。
これはスゴイですね。
ネビュラ賞長篇小説部門、サイドワイズ賞、
ローカス賞 SF長篇部門、ヒューゴー賞長編小説部門を受賞した話題の作品です。
マイケル・シェイボンの作品はお初でしたが、
面白かったので、これまでの作品を追って読んでいくつもりです。
楽しみ、楽しみ。
『ワンダー・ボーイズ』って映画は観てたけど、
原作がマイケル・シェイボンだとは知りませんでした。
マイケル・ダグラス、トビー・マグワイア、ロバート・ダウニー・Jrなんかが でていて、
地味だけど、なんか残る映画でした。
(ロバート・ダウニー・Jr好きなんですよね。 ナチュラルボーンキラーズよかったし)
う~ん、ますます好きになったぞ。
なんと言っても、
タイトルになっている「ユダヤ警官同盟」の登場の仕方が素晴らしい。
陰謀の臭いで鼻がピクピクしてるところに、このユニオンがでてきて、
ふぅっと肩の力が抜けます。
パラレルワールド、味のある主人公などなど、
ジョナサン・レセムの『銃ときどき音楽』にちょっと近いようなそんなような。
コーエン兄弟で映画化も決まってるそうです。
今後のさまざまな展開も楽しみな作品です。
待ちに待った、村上春樹の新作『1Q84』です。
100万部超えたということで、巷でもすでに話題になっていますね。
売り切れ御免のせちがらい世の中ではありますが、
探しまわって辿り着いた神田の裏路地、
人々から忘れ去られたシブい本屋に、
キチンと上下巻揃って平積みされているのを見つけました。
いまだに探しまわっている人々には悪いが、すでに2回目読んでます。
だって、よくわからないんだモン!!
1Q84は、周知のように1Q84年を舞台にしたストーリーです。
1Q84年は、私たちが現実に過ごしてきた1984年とは少しだけ違う世界みたいです。
ズレているというか、別の世界が展開しているというか。
これはミステリーやファンタジーの世界とも違う、村上ワールドです。
読んでいて感じたのは、
一体、どれだけの人がホントの1984年を共有してるのだろうか?
ということです。
だって、ワタシの1984年とアナタの1984年は、まったく違うものですよね。
もしかしたらアナタの1984年は1Q84年かもしれないし、
ホントの1984年なんて、そもそもあるのか?ないのか?
なぁんて、だんだん居心地が悪くなってきます。
こんな気持ちになるのは、村上春樹の小説を読んだときくらいです。
そうやって居心地の悪い思いをさせて、何かを喚起しているのだと感じます。
示唆し、導く。
コレが怖いんですよね、ホント。
ストーリーについてはネタバレになるので書けませんが、
そんな居心地の悪い思い、
忘れていた幼いころの出来事、
痛ましい思い出、
心の奥があたたかくなるような言葉、
夜空の月、
忘れえぬ人々、
私たちをとりまくそうしたことどもに思いをよせて、
弔いのひとときを送りたい気分の人には是非オススメの本です。