さすらう者たち イーユン・リー
短編集「千年の祈り」で沢山の感動をくれたイーユン・リー初の長編小説です。
その静かな語り口から紡ぎだされる物語には、かなり強烈なインパクトがありました。
フィクションだということはわかってはいるのですが、これからは中国の人たちを見る目が変わってしまいそうです。
あなた達は一体、どんなものごとを乗り越えてきたのかと・・・。
近代中国の歴史というのは、隣国でありながら、日本で平穏に生きてきた私のような人間にははかりしれない試練であったのだと感じました。
以前から「中国って何でもケタが違う」という印象はもっていましたが、その理由の一端がわかったような気もしました。
何よりも、さまざまな試練を乗り越えて、それでも生きる人々の逞しさに心が激しく揺さぶられるのを感じます。
そして、そんな人々の生きざまを描いたイーユン・リーの筆力には脱帽!と感じました。
関連記事
- 先送りできない日本 "第二の焼け跡"からの再出発 池上彰
- 久しぶりの新書です。 さすが新書だけあって、執筆中に東日本大震災が発生。 取材、...
- 帝都幻談 荒俣宏
- 先日ケーブルテレビで、 1988年に公開されたSF映画「帝都物語」を初めて観まし...
- お金の流れが変わった! 大前研一
- とても読みやすく、グイグイと引っ張られる文章は流石です。 しかも前から不審に思っ...
- 新宿鮫 大沢在昌
- 大極宮でお馴染みですね。 京極夏彦、宮部みゆき両氏の作品は新作がでれば即購入して...
- その数字が戦略を決める イアン・エアーズ
- 本書はデータマイニングの手法や、その利用法についての本です。 とても分かりやすく...
- さすらう者たち イーユン・リー
- 短編集「千年の祈り」で沢山の感動をくれたイーユン・リー初の長編小説です。 その静...
- Another 綾辻行人
- あの「十角館の殺人」の綾辻さんが、 またやってくれましたぁ。 ちっくしょ~! 面...
- 千年の祈り イーユン・リー
- 簡素な文体で世界を美しく見せてくれる、 素敵な短編集です。 作者は1972年北京...
- O・ヘンリ短編集 O・ヘンリ
- またも短編集です。 大久保康雄氏訳の新潮文庫短編集1です。 これまたスッゴク面白...
- 天切り松 闇がたり 浅田次郎
- 食わず嫌いだった浅田次郎作品にはまって数か月。 このところ読みまくっています。 ...